鴫立庵
鴫立庵
昭和初期のガイド文
大磯駅の西1km、西行法師の「心なき身にもあはれは知られけり鴫立沢の秋の夕暮」の歌によって名高いところで、後に俳人大淀三千風がここに庵を結び、以来代々俳人を庵主として現在に至っています。庵には西行法師の木像および虎御前の木像が祀られています。また数多の句碑があります。そのそばを流れる細流が鴫立沢であるといいます。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 鴫立庵
- かな
- しぎたつあん
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 神奈川県中郡大磯町大磯1289
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
大磯驛の西一粁、西行法師の「心なき身にもあはれは知られけり鴫立澤の秋の夕暮」の歌によつて名高い處で、後俳人大淀三千風こゝに庵を結び、爾來代々俳人を庵主として今日に及んで居る。庵には西行法師の木像及虎御前の木像が祀られて居る。また數多の句碑がある。その傍を流るゝ細流が鴫立澤であると云ふ。