三春城跡
三春城址
昭和初期のガイド文
三春駅の東南約3km、市街の東部に屹立する丘上にあり、丘腹に設けられた秋田氏の居館跡には小学校の校舎が建ち、城址もまた運動場となっていて旧態を示すものは多くありません。室町時代に三春田村氏の築いたもので、江戸時代前期の寛永5年(1628年)松下重綱がこの地に封を受けた際改築を加え、正保2年(1645年)秋田氏入部以来明治維新までその居城でした。
※底本:『日本案内記 東北篇(初版)』昭和4年(1929年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 三春城跡
- かな
- みはるじょうあと
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 福島県田村郡三春町大町
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
驛の東南約三粁、市街の東部に屹立する丘上にあり、丘腹に設けられたる秋田氏の居館址には小學校の校舍が建ち、城址もまた運動場となつて居て舊規の徵すべきものが少い。室町時代に三春田村氏の築いたもので、寬永五年松下重綱がこの地に封を受けた際改築を加へ、正保二年秋田氏入部以來明治維新までその居城であつた。