如宝寺
如寶寺[新義眞言宗]
昭和初期のガイド文
郡山駅の西約0.5km、市内堂前にあり、開成山に至る県道に面し、眺望のよい丘陵の上にあります。本堂および観音堂はともに明治年間の再建ですが、境内には多くの古碑が保存されています。
- 笠塔婆 正面大日如来坐像半肉彫、背面梵字九会曼荼羅陰刻
- 建治二年供養塔婆 梵字阿弥陀仏真言
- 御釜堂の碑 三尊仏の安坐する蓮華を持った坐像および数体の人物半肉彫、上半欠失。もと鎌倉時代の建保7年(1219年)の銘が刻されていました。
- 耶蘇教徒の墓碑 江戸時代中期の元禄7年(1694年)の建碑で、名の上方に十字があります。
※底本:『日本案内記 東北篇(初版)』昭和4年(1929年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 如宝寺
- かな
- にょほうじ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 福島県郡山市堂前町4-24
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
驛の西約半粁、市內堂前にあり、開成山に至る縣道に面し、眺望のよい丘陵の上にある。本堂及觀音堂は共に明治年閒の再建であるが、境內には多くの古碑が保存されて居る。
- 笠塔婆 正面大日如來坐像半肉彫、背面梵字九會曼荼羅陰刻
- 建治二年供養塔婆 梵字阿彌陀佛眞言
- 御釜堂の碑 三尊佛の安坐せる蓮華を持てる坐像及數軀の人物半肉彫、上半缺失。もと建保七年の銘が刻されて居た。
- 耶蘇敎徒の墓碑 元祿七年の建碑で、名の上方に十字がある。