吉備津神社
吉備津神社[國幣小社]
昭和初期のガイド文
新市駅の北2km、網引村宮内にあります。祭神は大吉備津彦命で相殿に孝霊天皇、同皇后細媛命、稚武吉備津彦命を祀ります。はじめは吉備国から備後国を分置された時、吉備国の吉備津神社を勧請したものです。早くから国司の崇敬を受け、備後一宮となりました。現在の社殿は江戸時代前期の慶安年中(1648~1652年)福山藩主水野氏の再建です。例祭11月28日。
- 宝物
- 太刀[国宝] 毛抜形 拵付 1口 備州尾道五阿弥長行 天文廿四年六月吉日 吉備津宮奉寄進御太刀□□次郎左エ門尉忠吉の銘があります。
- 太刀[国宝] 毛抜形 拵付 1口 備州尾道五阿弥長行 天文廿四年六月吉日 吉備津宮奉寄進御太刀□□□□の銘があります。
- 太刀[国宝] 毛抜形 銘正光 拵付 二口
- 以上4口とも東京遊就館に出陳されています。
※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 吉備津神社
- かな
- きびつじんじゃ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 広島県福山市新市町宮内400
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
新市驛の北二粁、網引村宮內にある。祭神大吉備津彥命で相殿に孝靈天皇、同皇后細媛命、稚武吉備津彥命を祀る。始め吉備國から備後國を分置せられた時、吉備國の吉備津神社を勸請したものである。夙に國司の崇敬を受け、備後一宮となつた。現今の社殿は慶安年中福山藩主水野氏の再建である。例祭十一月二十八日。
- 寶物
- 太刀[國寶] 毛拔形 拵付 一口 備州尾道五阿彌長行 天文廿四年六月吉日 吉備津宮奉寄進御太刀□□次郞左エ門尉忠吉の銘がある。
- 太刀[國寶] 毛拔形 拵付 一口 備州尾道五阿彌長行 天文廿四年六月吉日 吉備津宮奉寄進御太刀□□□□の銘がある。
- 太刀[國寶] 毛拔形 銘正光 拵付 二口
- 以上四口共東京遊就館に出陳