弘法の一杯水
一杯水
昭和初期のガイド文
東城駅の西南3km、久代村為重谷の草叢中に存在し、そばに数本の若杉が繁る小祠があります。堆積する石灰岩や輝緑凝灰岩の岩塊中を、200m~300m伏流する細流があたかも小井のように地表面に現れているもので、直径1.5m、深さ約0.5m、周期的に水が沢山出て、一定時間の後に平常に戻ります。
※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 弘法の一杯水
- かな
- こうぼうのいっぱいみず
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 備考
- 現在間歇はしていないようです。詳細位置が不明です。
- 住所
- 広島県庄原市東城町
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
東城驛の西南三粁、久代村爲重谷の草叢中に存在し、傍に數本の若杉繁る小祠がある。堆積せる石灰岩や輝綠凝灰岩の岩塊中を、二〇〇米乃至三〇〇米伏流する細流が恰も小井の如く地表面に現はれて居るもので、直徑一米半、深さ約半米、周期的に水が澤山出て、一定時の後に平水に復する。