八幡神社
八幡社
昭和初期のガイド文
もと浄土寺の鎮守で、浄土寺の境内にあります。拝殿は七間三面、屋根四注造本瓦葺、四方の柱間はすべて開け放ち、中央に通路を設けた古式の割拝殿で、鎌倉時代の手法を伝えています。
本殿は拝殿からも一段高い石壇上に建っています。三間社流造で、屋根は檜皮葺全部朱塗の建築です。桝組には三斗を組み、蟇股内には優美な花鳥の透彫を施した室町時代の再建です。
※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 八幡神社
- かな
- はちまんじんじゃ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 兵庫県小野市浄谷町2095
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
もと淨土寺の鎭守で、淨土寺の境內にある。拜殿は七閒三面、屋根四注造本瓦葺、四方の柱閒は悉く開け放ち、中央に通路を設けた古式の割拜殿で、鐮倉時代の手法を傳へて居る。
本殿は拜殿よりも一段高い石壇上に建つて居る。三閒社流造で、屋根は檜皮葺全部朱塗の建築である。桝組には三斗を組み、蟇股內には優美な花鳥の透彫を施した室町時代の再建である。