雲巌寺
雲巖寺
昭和初期のガイド文
[臨済宗] 東野鉄道黒羽駅から東へ約12.5km、途中までバスでアクセスが可能です。須賀川村に位置する雲巌寺は、東山の中腹にあり、老杉が生い茂る仙境の趣が特徴です。山麓には武茂川の清流が流れ、景観を一層引き立てています。雲巌寺は鎌倉時代に栄えた寺で、開山は後嵯峨天皇の第三皇子・仏国国師です。現在の釈迦堂や庫裏は近年再建されたものであり、楼門や三仏堂は室町時代の建築で、近年大修理を経て改造されています。境内には仏国国師の墓があり、現在は宮内庁の管轄となっています。
- 宝物
- 釈迦三尊画像 三幅 絹本淡彩 法眼永直筆 作風が極めて優れたもので、隠元、木庵、高泉の賛が添えられています。
- 仏国国師像[国宝]一幅 絹本着色 自賛 東京帝室博物館出展
- 仏応禅師像[国宝]一幅 絹本着色 貞治己卯(南北朝時代、1369年) 欽賛 東京帝室博物館出展
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 雲巌寺
- かな
- うんがんじ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 栃木県大田原市雲岩寺27
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
[臨濟宗] 東野鐵道黑羽驛の東約一二粁半、途中まで自動車の便がある。須賀川村雲巖寺東山の中腹にあり、老杉の茂つた仙境で山麓には武茂川の清流が流れて居る。鎌倉時代に榮えた寺で、開山は後嵯峨天皇第三皇子佛國國師である。現存の釋迦堂及庫裏は近年の再建にかゝり、樓門三佛堂は室町時代の建築に近年大修理を加へて改造したものである。境內に佛國國師の墓があり、宮内省の所管に屬して居る。
- 寶物
- 釋迦三尊畫像 三幅 絹本淡彩 法眼永直筆 頗る優秀な作で上に隱元、木庵及高泉の贊がある。
- 佛國國師像[國寶]一幅 絹本著色 自賛 東京帝室博物館出陳
- 佛應禪師像[國寶]一幅 絹本著色 貞治己卯忻賛 東京帝室博物館出陳