新湯の噴気孔(爆裂噴火跡)
新湯の噴氣孔
※現代の景観です。
昭和初期のガイド文
新湯は富士山の西側にある爆裂火口内に位置し、周辺には規模の小さい噴気孔が5か所存在しています。噴気孔の上には泥土を塗って湯の花を昇華させる仕組みが施されています。湯の花は自然に生成される明礬で、毛髪状の形状をしており、先端には小さな球状のものが付着しています。また、一部の噴気孔に水を注いで温度を上げ、旅館の内湯として利用されています。この噴気孔の周辺には硅華が多く存在し、木の葉の形状が印されているものも見られます。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 新湯の噴気孔(爆裂噴火跡)
- かな
- あらゆのふんきこう(ばくれつふんかあと)
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 栃木県那須塩原市湯本塩原28
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
新湯は富士山の西腹爆裂火口中にあり、附近に勢力の微弱な噴氣孔が五ヶ處あり、その上に泥土を塗つて湯の花を昇華せしめて居る。湯の花は泥土の上に昇華する。これは自然明礬で毛髪狀を呈して直立し、先端に小球狀のものが附いて居る。また噴氣孔の一に水を注入して溫度を高め、各旅館の內湯として居るものもある。この噴氣孔には硅華が多量に存し、まゝ木葉を印して居るものもある。