田島ヶ原のサクラソウ
土合の櫻草
※現代の景観です。
昭和初期のガイド文
浦和駅の西南5km、荒川沿岸の田島ヶ原に発生します。春の中頃に野は一面にその紅色の花で覆われ、これに入り混じって黄色のノウルシ、紫色および白色のスミレ、紫色のチョウジソウ、紅紫色のムラサキケマンなどが咲き出て、一大公園の観を呈します。指定の天然記念物です。
※底本：『日本案内記 関東篇（初版）』昭和5年（1930年）発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 田島ヶ原のサクラソウ
- かな
- たじまがはらのさくらそう
- 種別
見所・観光- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 埼玉県さいたま市桜区田島3542-1
- 参照
- 参考サイト（外部リンク）
日本案内記原文
驛の西南五粁、荒川沿岸の田島原に發生する。春の中頃野は一面にその紅色の花で掩はれ、これに入り交つて黃色の野漆、紫色及白色の菫、紫色の丁字草、紅紫色の紫けまんなどが咲き出で、一大公園の觀を呈する。指定の天然記念物である。