桜岡公園(小城公園)
櫻岡公園
※現代の景観です。
昭和初期のガイド文
小城駅の北約500m、小城町にあります。この場所は、旧小城藩の城跡で、かつて「鯖岡」と呼ばれていました。元和年間(江戸時代、1615年~1624年)に藩主・鍋島元茂が初めて桜を植え、その子・直能が吉野の桜を移植し、亭を建て庭園を広げたことから「櫻岡」と改称されました。学者・木下順庵が直能の依頼で『櫻岡記』を執筆し、また林春斎や林鳳岡などの詩人が「櫻岡十境」や「櫻岡二十景」を詠んだことで、その名は広く知られるようになりました。園内の丘の上には、後西天皇御宸翰の碑や阿蘇大宮司・惟直の碑など、数基の碑が建てられています。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 桜岡公園(小城公園)
- かな
- さくらがおかこうえん(おぎこうえん)
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 備考
- 当時鍋島家の所有でしたが、市に寄贈され、小城公園と改称されています。
- 住所
- 佐賀県小城市小城町185
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
小城驛の北約半粁、小城町にある。舊小城藩の城址で、もと鯖岡と云つた。元和年中藩主鍋島元茂始めて櫻樹を植ゑ、その子直能吉野の櫻を移植し、亭を築き園を擴めて、櫻岡と改稱した。木下順庵は直能の依囑で櫻岡記を作り、林春齋、同鳳岡等は櫻岡十境、櫻岡二十景の詩を賦したので、岡の名は天下に聞えた。園內岡上に後西天皇御宸翰の碑がある。また阿蘇大宮司惟直の碑その他數基の碑がある。