清見寺
淸見寺[臨濟宗妙心寺派]
昭和初期のガイド文
興津駅の西約1km、興津町清見寺にあり、自動車の便があります。海に近く山にも寄りかかり、近く三保一帯の青松と相対し景趣に富んでいます。古来海道の名刹として知られ、方丈、書院の各室に寺宝の古画、古文書、古器物などを陳列して観覧できるようになっています。そのなかには江戸時代の大形置時計、平安時代の治承4年(1180年)の奥書を有する大般若経などがあります。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 清見寺
- かな
- せいけんじ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 静岡県静岡市清水区興津清見寺町418-1
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
驛の西約一粁、興津町淸見寺にあり、自動車の便がある。海を擁し山に倚り、近く三保一帶の靑松と相對し景趣に富んで居る。古來海道の名刹として知られ、方丈、書院の各室に寺寶の古畫、古文書、古器物などを陳列して縱覽に供して居る。その中には江戶時代の大形置時計、治承四年の奧書を有する大般若經などがある。