早川のビランジュ

早川の美欄樹
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

早川駅の西1km、石垣山北側にあり、根元の周囲6m、幹は5本の太い枝に分かれて高く伸びています。樹膚は固有の黄赤色をしていて遠くからでも目立ちます。ビランジュは桜に属する木で、秋に花を咲かせた後に実がなります。関東地方で見られることはまれなもので、指定の天然記念物となっています。

※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行

令和に見に行くなら

名称
早川のビランジュ
かな
はやかわのびらんじゅ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
神奈川県小田原市早川字飛乱地1374
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

早川驛の西方一粁、石垣山北側にあり、根元の周圍六米、幹は五本の太い枝に分れて高く伸びて居る。樹膚は固有の黃赤色を呈して遠方から認められる。美欄樹は櫻屬の一種で秋季花を開き後結實する。關東地方では稀に存するもので、指定の天然記念物である。

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