中江藤樹邸址(至徳堂)
中江藤樹邸址
※現代の景観です。
昭和初期のガイド文
伊予大洲駅の南1.5km、城址の南にあります。県立中学校敷地となり、邸址の一部は庭園となり、中央に記念碑を建て、飲料水に供した井戸が保存され「中江の水」と称しています。藤樹幼少の頃から祖父吉長に養われ、藩主加藤貞泰が伯耆米子からここに移封されるにおよび、ともに従ってこの地に移り、13歳から27歳まで15年間居住した旧跡です。
※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 中江藤樹邸址(至徳堂)
- かな
- なかえとうじゅていし(しとくどう)
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 愛媛県大洲市大洲737
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
伊豫大洲驛の南一粁半、城址の南にある。縣立中學校敷地となり、邸址の一部は庭園となり、中央に記念碑を建て、飮料水に供した井戶が保存され「中江の水」と稱して居る。藤樹幼少の頃より祖父吉長に養はれ、藩主加藤貞泰が伯耆米子よりこゝに移封せられるに及び、共に從ひてこの地に移り、十三歲より二十七歲まで十五年閒居住した舊跡である。