阿伏兎岬
阿伏兎岬
昭和初期のガイド文
鞆鉄道鞆駅の西約6km、千年村能登原字阿伏兎にあり、モーターボートの便があります。鞆から海岸に沿い、西に迂廻して約4km、口無の瀬戸を隔てて田島と相対して海上に突出し、岬端の長さ16mあまり、幅約15m、高さ約20mの断崖上に高く大悲閣がそびえ、景勝の地です。世に阿伏兎の観音と称されています。堂の東16mあまりにある観音は外観音といいます。
※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 阿伏兎岬
- かな
- あぶとみさき
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 広島県福山市沼隈町能登原
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
同鞆驛の西約六粁、千年村能登原字阿伏兎にあり、モーターボートの便がある。鞆から海岸に沿ひ、西に迂廻すること約四粁、口無の瀨戶を隔てゝ田島と相對して海上に突出し、岬端長さ一六米餘、幅約一五米、高さ約二〇米の斷崖上高く大悲閣が聳え、景勝の地である。世に阿伏兎の觀音と稱されて居る。堂の東一六米餘にある觀音は外觀音と云ふ。