戸田海水浴場(御浜)
戶田海水浴場
昭和初期のガイド文
伊豆西海岸にある景勝地、沼津から汽船の便があります。港口には御浜崎が突出して松林があり、東京帝国大学の水泳場が設けられています。江戸時代末期の安政元年(1855年)ロシアの提督プチャーチンが幕府の許可を受けて、ここで軍艦を建造したのは名高い事実で、牛ヶ洞には造艦碑と刻んだ記念碑が建っています。旅館は常磐館ほか数軒。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 戸田海水浴場(御浜)
- かな
- へだかいすいよくじょう(みはま)
- 種別
- レジャー
- 状態
- 現存し見学できる
- 備考
- 現在は御浜海水浴場(みはまビーチ)と呼ばれる海水浴場でしょうか。
- 住所
- 静岡県沼津市戸田
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
伊豆西海岸にある景勝地、沼津から汽船の便がある。港口には御濱崎突出して松樹林立し、東京帝國大學の水泳場が設けられて居る。安政元年露國の提督プーチヤチンが幕府の許可を受けて、こゝで軍艦を建造したのは名高い事實で、牛ケ洞には造艦碑と刻んだ記念碑が建つて居る。旅館 常磐館外數軒。