隅田公園
隅田公園
昭和初期のガイド文
市内電車吾妻橋停留場の東北300mに始まり、隅田川の岸に沿い新小梅町から須崎町に至り、いわゆる向島堤を含み、言問橋によって連結される対岸の浅草河岸もこの公園の一部となります。新小梅町の旧水戸家徳川邸跡の庭園は、公園中の最も幅広い部分で、林泉の風景がいい。この公園は隅田川を利用する臨川公園としてロンドンのテムズ川沿いと並ぶものです。面積約13万1,000m²(39,300坪)。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 隅田公園
- かな
- すみだこうえん
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 東京都墨田区、台東区
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
市內電車吾妻橋停留場の東北三〇〇米に始まり、隅田川の岸に沿い新小梅町から須崎町に至り、所謂向島堤を含み、言問橋によつて連結される對岸の淺草河岸も公園に編入されて居る。新小梅町の舊水戶家德川邸址の庭園は、公園中の最も幅廣い部分で、林泉の風致がよい。この公園は隅田川を利用する臨川公園としてロンドンのテームズエンバークメントに比すべきものである。面積約一、三一〇アール(三九、三〇〇坪)。