堂山王子神社

王子神社(堂山神社)
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

大越駅の西約4.5km、七郷村門沢にあり、社殿は五間四面、単層、屋根四注造茅葺、内部は中央に仕切を設けて内外両陣に分かち、内陣の奥に神殿を置いています。構造様式は唐様に和様を加味した簡単な架構ですが、木割が雄大で桃山時代の風格を残し、特別保護建造物に指定されています。社地は元門沢集落の北約0.5kmのところにありましたが、明治初年(1868年)現在の地にあった堂山寺を廃して、堂宇をそのまま社殿としたもので、また堂山神社ともいっています。

※底本:『日本案内記 東北篇(初版)』昭和4年(1929年)発行

令和に見に行くなら

名称
堂山王子神社
かな
どうやまおうじじんじゃ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
福島県田村市船引町門沢堂山171
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

大越驛の西約四粁半、七鄕村門澤にあり、社殿は五閒四面、單層、屋根四注造茅葺、內部は中央に仕切を設けて內外兩陣に分ち、內陣の奧に神殿を置く。構造樣式は唐樣に和樣を加味した簡單な架構であるが、木割が雄大で桃山時代の風格を存し、特別保護建造物に指定されて居る。社地は元門澤部落の北約半粁の處にあつたが、明治初年今の地にあつた堂山寺を廢して、堂宇をその儘社殿としたもので、また堂山神社とも云つて居る。

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