八幡浜港
八幡濱港
昭和初期のガイド文
佐田岬の頸部に位置する天然の良港で、湾内水深く、船舶が常に行き交い九州へ渡る要港として知られています。港口に黒島、鳥島等の小嶼が散在し、風光絶佳です。カツオ節、スルメの製造が盛んに行われ、また織布会社、製糸会社、製氷会社などがあり、工業地である上、繭、生糸の取引中心地です。将来繁栄を進むでしょう。町の人口1万8,000人。
※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 八幡浜港
- かな
- やわたはまこう
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 愛媛県八幡浜市出島1581-26
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
佐田岬の頸部に位する天然の良港で、灣內水深く、船舶常に輻輳して九州へ渡る要港として知られて居る。港口に黑島、鳥島等の小嶼散在し、風光絕佳である。鰹節、鯣の製造盛に行はれ、また織布會社、製絲會社、製氷會社などあり、工業地である上、繭、生絲の取引中心地である。將來繁榮を加へるであらう。町の人口一萬八千。