安芸国分寺跡

安藝國分寺址

昭和初期のガイド文

西条駅の東北0.5km、吉土実村吉行字伽藍にあります。塔跡の土壇が残り、17個の自然石の礎石が遺存していますが、中央の心礎は真中に円形の柄孔があります。いずれも火災に罹った痕跡を有し、出土の瓦は巴瓦、唐草瓦あり、ここから約60mを隔てた現在の国分寺に所蔵しています。

※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行

令和に見に行くなら

名称
安芸国分寺跡
かな
あきこくぶんじあと
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
広島県東広島市西条町吉行2064
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

西條驛の東北半粁、吉土實村吉行字伽藍にある。塔址の土壇が存し、十七個の自然石の礎石が遺存して居るが、中央の心礎は眞中に圓形の柄孔がある。何れも火災に罹れる痕跡を有し、出土の瓦は巴瓦、唐草瓦あり、これより約六〇米を距てた現時の國分寺に所藏して居る。

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