遍照院
遍照院[眞言宗御室派]
昭和初期のガイド文
西阿知駅の東北1km、阿知町阿知にあります。花山天皇の叡願によって平安時代の寛和元年(985年)知空僧正の草創となり、毛利氏、池田氏の祈願所となり、末寺数十を統べた大寺でした。しばしば火災に罹り、現存の三重塔は方三間、屋根本瓦葺、室町時代の永享年間(1429~1441年)の再建にかかり、国宝に指定されています。
※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 遍照院
- かな
- へんじょういん
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 岡山県倉敷市西阿知町464
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
西阿知驛の東北一粁、阿知町阿知にある。花山天皇の叡願によりて寬和元年知空僧正の草創にかゝり、毛利氏、池田氏の祈願所となり、末寺數十を統べた大寺であつた。屢々回祿に罹り、現存の三重塔婆は方三閒、屋根本瓦葺、永享年閒の再建にかゝり、國寶に指定されて居る。