田中稲荷の供養碑
田中稻荷供養碑
昭和初期のガイド文
本宮駅の南約2km、仁井田村田中稲荷社の境内にあり、阿弥陀の種子を現した室町時代の観応2年(1351年)の石塔婆です。また、仁井田村五百川遠藤氏の宅地内にも阿弥陀の種子を刻した石塔婆があります。その形状雄大、碑面もまた非常に美しく「右志者為合力諸人成仏乃至法界衆生平等利益也文和四年乙未八月十三日敬白」の銘文があります。
※底本:『日本案内記 東北篇(初版)』昭和4年(1929年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 田中稲荷の供養碑
- かな
- たなかいなりのくようひ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 福島県本宮市仁井田田中39-8
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
本宮驛の南約二粁、仁井田村田中稻荷社の境內にあり、阿彌陀の種子を現はした觀應二年の石塔婆である。また、仁井田村五百川遠藤氏の宅地內にも阿彌陀の種子を刻した石塔婆がある。その形狀雄大、碑面また甚だ美はしく「右志者爲合力諸人成佛乃至法界衆生平等利益也文和四年乙未八月十三日敬白」の銘文がある。