滑河観音(龍正院)
滑川觀音(龍正院)[天臺宗]
※現代の景観です。
昭和初期のガイド文
滑河駅の西南約1.5km、滑川町にあり自動車の便があります。慈覚大師の開基と伝えています。現在の観音堂は五間五面入母屋造銅板葺、江戸時代中期の元禄年間(1688~1704年)の建築で、観音菩薩を安置し、坂東三十三所観音のひとつとして知られています。仁王門は三間二面四注造茅葺、鎌倉時代の永仁6年(1298年)の建立で国宝に指定されていますが、かなり腐朽しています。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 滑河観音(龍正院)
- かな
- なめがわかんのん(りゅうしょういん)
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 千葉県成田市滑川1196
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
滑河驛の西南約一粁半、滑川町にあり自動車の便がある。慈覺大師の開基と傳へて居る。今の觀音堂は五閒五面入母屋造銅板葺、元祿年閒の建築で、觀音菩薩を安置し、坂東三十三所觀音の一として知られて居る。仁王門は三閒二面四注造茅葺、永仁六年の建立で國寶に指定されて居るが、甚しく腐朽して居る。