喜入のリュウキュウコウガイ産地
喜入村琉球笄產地[指定天然記念物]
昭和初期のガイド文
喜入駅の東南6km、喜入村生見の米倉川、岩崎川南河口の中間地で、自動車の便があります。リュウキュウコウガイは「めひるぎ」ともいい、紅樹科に属して、海水中に繁生する特性があり、高潮時には茎幹ならびに支柱根が海水中に林立する変わった景観が見られます。種子は母体上で発芽し、いわゆる苔生現象を見せることでも名高いものです。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 喜入のリュウキュウコウガイ産地
- かな
- きいれのりゅうきゅうこうがいさんち
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 鹿児島県鹿児島市喜入生見町
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
喜入驛の東南六粁、喜入村生見の米倉川、岩崎川南河口の中閒地で、自動車の便がある。琉球笄は「めひるぎ」とも云ひ、紅樹科に屬して、半䶢水中に繁生する特性を有し、高潮時には莖幹竝に支柱根が海水中に林立する奇觀を呈する。種子は母體上に於て發芽し、所謂苔生現象を表すを以て名高い。