龍田神社(龍田大社)

龍田神社
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

[官幣大社] 王寺駅の南西約1.5km、生駒郡三郷村立野にあります。この神社は天御柱命と国御柱命の二柱の風神を祀っています。創建は崇神天皇の時代と伝わり、天武天皇3年(飛鳥時代、674年)に風神を龍田立野に祀り、翌年再び祀られたとされています。延喜式の名神大社にも列しました。もともとは法隆寺の鎮守で、後に寺の近くに新宮が建てられました。現在の龍田町にある県社・龍田神社がその新宮です。毎年4月4日と10月25日の秋祭りでは、新宮に神輿が渡御します。この神社は農業や航海業に携わる人々の信仰を集めています。本宮や新宮の周辺には御室山、龍田山、龍田関址、懼坂、磐瀬の杜、奈良志岡、大和川(古くは龍田川)など、多くの名所が点在しており、古くから親しまれてきました。

※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
龍田神社(龍田大社)
かな
たつたじんじゃ(たつたたいしゃ)
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
奈良県生駒郡三郷町立野南1-29-1
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

[官幣大社] 王寺驛の西南一粁半、生駒郡三郷村立野にある。天御柱命、國御柱命二柱の風神を祀り、創建は崇神天皇の御代と傳へ、天武天皇三年、風神を龍田立野に祀り、翌年またこれを祀つた。延喜の制名神大社に列した。もと法隆寺の鎭守であつたが、のち寺の附近に新宮を建てた、卽ち今の龍田町にある縣社龍田神社で、四月四日及び十月二十五日の秋祭には新宮に神輿の渡御がある。農家及び航海業者の信仰が厚い。本宮、新宮の附近には御室山、龍田山、龍田關址、懼坂、磐瀨の杜、奈良志岡、大和川卽ち古の龍田川等、昔から聞えた名所が多い。