廣瀬神社(廣瀬大社)

廣瀨神社

昭和初期のガイド文

[官幣大社] 法隆寺駅から南東へ約2キロメートル、北葛城郡河合村川合に位置します。祭神は若宇迦賣命であり、配祀神として櫛玉姫命、水穂雷命を祀っています。龍田神社の風神に対し、水穀を守護する水神として崇められており、崇神天皇の御代に創建されたと伝えられています。『国史』には天武天皇4年(飛鳥時代、675年)および5年に大忌神を廣瀬河曲に祀ったとの記録が見られ、延喜式では名神大社に列せられています。社の内外には「廣瀬の杜」「廣瀬山」「蛇ケ池」「水足の池」などの自然が広がり、後方には廣瀬川が流れています。川には「行幸橋」が架かり、歴史的な風景が広がります。例祭は龍田神社と同じく4月4日に行われ、「廣瀬龍田祭」と呼ばれています。また、2月12日の御田植祭はこの神社に伝わる古式に則って執り行われるとされています。

※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
廣瀬神社(廣瀬大社)
かな
ひろせじんじゃ(ひろせたいしゃ)
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
奈良県北葛城郡河合町川合99
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

[官幣大社] 法隆寺驛の東南約二粁、北葛城郡河合村川合にある。祭神若宇迦賣命で櫛玉姫命、水穗雷命を配祀して居る。龍田の風神に對し水穀を守護し給ふ水神で、崇神天皇の御代の創建と傳へるが、國史には天武天皇四年、五年、大忌神を廣瀨河曲に祀らしめた事が見ゆるのを始めとし、延喜の制、名神大社に列した。

社の內外に廣瀨の杜、廣瀨山、蛇ケ池、水足の池等あり、社の後方に廣瀨川流れ、行幸橋がある。例祭は龍田神社と同じく四月四日で、廣瀨龍田祭と稱し、また二月十二日の御田植祭は、一社傳來の古式であると云ふ。