法起寺

法起寺

昭和初期のガイド文

[法相宗] 法隆寺駅の北東約3キロメートル、法隆寺東院の北東約1キロメートルの富郷村岡本にあります。このお寺は聖徳太子の創建と伝えられており、「岡本寺」や「池後尾寺」とも呼ばれていました。

現在の三重塔は飛鳥時代に建てられたもので、日本に現存する三重塔の中でも最大級のものに属します。その高さは約24メートルで、幾度もの修理を経ているものの、推古時代の特徴をよく保存した貴重な建築遺構です。

また、当寺には推古時代の銅造菩薩小立像もあり、こちらも国宝に指定されています。

※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
法起寺
かな
ほっきじ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
奈良県生駒郡斑鳩町岡本1873
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

[法相宗] 法隆寺驛の東北約三粁、法隆寺東院の東北約一粁、富郷村岡本にある。

聖德太子の創建と傳へ、岡本寺または池後尾寺とも稱せられて居る。現存の三重塔婆は飛鳥時代の建築にして、我國現存三重塔婆中最大のものに屬し、全高七十九尺あり、後世幾度も修理を經て居るが、よく推古時代の古態を保存せる貴重な遺構である。

尙當寺には推古時代の銅造の菩薩の小立像があり、これも國寶に指定されて居る。