矢田坐久志玉比古神社

矢田坐久志玉比古神社
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

東明寺の東南約1.5キロメートル、矢田村矢田東良に位置しています。この地は古代、玉作氏が住んでいた場所で、祖神である久志玉比古命と久志玉姫命を祀っています。貞観元年(平安時代、859年)には神戸を賜り、延喜式内の古社として知られています。通称「矢田大宮」や「矢落社」とも呼ばれています。

本殿[国宝] 一間社春日造で屋根は檜皮葺、室町時代初期の建築です。蟇股には梅や牡丹、桃の彫刻が施されています。

八幡神社社殿[国宝] 矢田坐久志玉比古神社の摂社です。一間社春日造で屋根は檜皮葺です。本社殿の西側に南面して並び建てられています。建築は室町時代中期前後のものです。

※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
矢田坐久志玉比古神社
かな
やたにいますくしたまひこじんじゃ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
奈良県大和郡山市矢田町965
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

東明寺の東南一粁半、矢田村矢田東良にある。矢田の地は往古玉作氏の居住地で、祖神久志玉比古命及び久志玉姫命を祭り、貞觀元年旣に神戶を賜ひ、延喜式內の古社である。俗に矢田大宮と呼び、矢落社と稱する。

本殿[國寶] 一間社春日造、屋根檜皮葺で室町時代初期の建築にかゝり、蟇股内には梅、牡丹、桃等の彫刻がある。

八幡神社社殿[國寶] 攝社で一間社春日造、屋根檜皮葺、本社殿の西に並び、等しく南面して居る。本殿より稍時代降り室町時代中期前後の建築である。