西方院の阿弥陀如来像

西方院阿彌陀如來立像

昭和初期のガイド文

[国宝] 西方院は、鎌倉時代に慈禅上人が開基した塔頭であり、本尊として阿弥陀如来立像が安置されています。像は木造で、高さ1.0メートル、檜材の寄木造、漆箔仕上げ、玉眼を嵌入しています。肉髻や白毫には水晶が使用されています。左足柄外側に「巧匠法眼快慶」、内側には「西方(花押)」、右足柄外側には「□□□年癸卯十月日」という墨書銘があります。この像は、快慶の作として知られ、その優美な容姿と流麗な衣文が特徴です。鎌倉時代彫刻の代表作の一つです。

※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
西方院の阿弥陀如来像
かな
さいほういんのあみだしょらいぞう
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
奈良県奈良市五条2-9-5
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

[國寶] 塔頭の一で鎌倉時代慈禪上人の開基にかゝる西方院の本尊で木造、高三尺三寸、檜材寄木造、漆箔、玉眼、肉髻と白毫に水晶篏入左足柄外側に「巧匠法眼快慶」同內側に西方(花押)右足柄外側には「□□□年癸卯十月日」の墨書銘があり、容姿整美、衣襞流麗、快慶の作として著名な遺品で、鎌倉時代彫刻の一名作である。