垂仁天皇 菅原伏見東陵(宝来山古墳)

垂仁天皇菅原伏見東御陵
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

尼ヶ辻駅の西約300メートル、都跡村尼辻西池にあります。唐招提寺の西北に位置し、南面した三段築成の前方後円墳です。この古墳の全長は約213メートル、前方部の幅は約120メートル、高さは約13メートル、後円部の直径は約123メートル、高さは約18メートルです。松の木が鬱蒼と茂り、広い周濠が取り囲んでいます。地元ではこの古墳を「蓬莱山」と呼んでいます。また、東南部の濠内にある小島のような円墳は、垂仁天皇の命により常世国に赴き、不老不死の果実「非時香菓」を持ち帰ったとされる田道間守の墓と伝えられています。このほか、西方には陪塚が3基残っています。

※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
垂仁天皇 菅原伏見東陵(宝来山古墳)
かな
すいにんてんのう すがわらのふしみのひがしのみささぎ(ほうらいさんこふん)
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
奈良県奈良市五条1-6-12
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

同尼ヶ辻の西約三〇〇米、都跡村尼辻西池にある。唐招提寺の西北にあたり、南面して三段に築いた前方後圓墳で前後徑約ニ一三米、前方部幅約一ニ〇米、高さ約一三米、後圓部徑約一ニ三米、高さ約一八米あり、松樹欝蒼として繁茂し、幅廣い周濠が繞り、里俗蓬萊山と稱して居る。東南部の濠中にある小島の如き狀をなす圓墳は、天皇の命を奉じて常世國に往き、非時香菓を齎らし歸つた田道間守の墓と傳へて居る。陪塚は尙この他に西方に三基存する。