大阪飛行場
大阪飛行場
※現代の景観です。
昭和初期のガイド文
市電木津川運河下車、運河口渡経由、港区船町にあります。官設の公共用水陸両用飛行場です。陸上部は総面積約35万m²、滑走区域東西最大約720m、南北最大約400m、地面は南に向かって極めて小さな傾斜があるほか、おおむね平坦で、雑草が密生しています。水上部の滑走区域は木津川河口に隣接する大阪築港外の水面一帯です。
※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 大阪飛行場
- かな
- おおさかひこうじょう
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存しない
- 備考
- 木津川飛行場ともいいます。昭和14年(1939年)の伊丹空港の開港にあわせて閉鎖されました。跡地は工業地帯となっています。碑が立っています。
日本案内記原文
市電木津川運河下車、運河口渡經由、港區船町にあり。官設の公共用水陸兩用飛行場である。陸上部は總面積約三十五萬方米、滑走區域東西最大約七二〇米、南北最大約四〇〇米、地面は南に向ひ極めて僅少の傾斜をなす外、槪ね平坦にして、雜草が密生して居る。水上部の滑走區域は木津川河口に鄰接する大阪築港外の水面一帶である。