大日本炭鉱磯原坑
大日本炭礦磯原坑
※現代の景観です。
昭和初期のガイド文
磯原駅の西北6km、華川村にあり、第三紀層の頁岩、砂岩、砂質頁岩の互層をなす間に上下2層の炭層があり、走向は南北で東に向かい12度傾斜します。本卸は岩石を掘進すること300mで著炭し、これに平行して連卸を設けています。採掘の石炭は黒色で立方体に割れる優良な無煙炭です。鉱夫500名、年産粉炭2万5,000トン、切込炭1万6,000トン、その他1万トン、総価額43万円におよびます。
※底本：『日本案内記 関東篇（初版）』昭和5年（1930年）発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 大日本炭鉱磯原坑
- かな
- だいにほんたんこういそはらこう
- 種別
見所・観光- 状態
- 現存しない
- 備考
- 詳細位置が不明です。
日本案内記原文
驛の西北六粁、華川村にあり、第三紀層の頁岩、砂岩、砂質頁岩の互層をなす閒に上下二層の炭層が存し、走向は南北で東に向ひ一二度傾斜する。本卸は岩石を掘進すること三〇〇米で著炭し、これに平行して連卸を設けて居る。採掘の石炭は黑色で立方體に割れる優良な無煙炭である。鑛夫五〇〇名、年產粉炭二萬五千瓲、切込炭一萬六千瓲、その他一萬瓲、總價額四十三萬圓に及ぶ。