大窪寺
大窪寺[眞言宗]
※現代の景観です。
昭和初期のガイド文
高松電気軌道長尾駅の南15km、多和村兼割矢筈山の東麓、四面に山を巡らした幽邃境にあります。長尾町から目動車の便があります。行基の草創、弘法大師の中興と伝えられ、四国遍路第88番の札所です。本堂の前の宝杖堂は、大師が巡歴の間自ら所持された三国伝来の錫杖をここに納められたという伝説から巡拝者が杖を納めるところです。
※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 大窪寺
- かな
- おおくぼじ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 香川県さぬき市多和兼割96
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
同長尾驛の南一五粁、多和村兼割矢筈山の東麓、四面に山を繞らした幽邃境にあり。長尾町から目動車の便がある。行基の草創、弘法大師の中興と傳へられ、四國遍路第八十八番の札所である。本堂の前の寶杖堂は、大師が巡歷の閒自ら所持された三國傳來の錫杖をこゝに納められたと云ふ傳說から巡拜者が杖を納めるところである。