矢野町
矢野町
昭和初期のガイド文
矢野駅所在地。かもじ類の製造が行われ、全国需要の7割を占めています。本業の起源は江戸時代前期の寛永年間(1624~1644年)この町のある商人が廃物利用的に創案したものです。その後幾多の工夫を凝らし、材料は近来中国、満洲方面からも収集し、製品の種類が多くなりました。人口は6,000人。
※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 矢野町
- かな
- やのちょう
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 広島県広島市安芸区矢野
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
矢野驛所在地。かもじ類の製造が行はれ、全國需要の七割を占める。本業の起源は寬永年閒當町一商人の廢物利用的創案に成つたものである。その後幾多の工夫を凝らし、材料は近來支那、滿洲方面よりも收集し、製品の種類が多くなつた。人口六千。