春日浦
春日浦
昭和初期のガイド文
大分駅の西北約2km、大分港の東に接し、電車の便があります。もと神宮寺浦と称し、室町時代の天文年間(1532~1555年)大友宗麟がポルトガル人と貿易を行った地で、白砂青松が相連なり、別府湾を一眸に収める景勝地です。松林中に「神宮寺浦南蛮貿易場阯」と刻んだ記念碑があります。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 春日浦
- かな
- かすがうら
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存しない
- 備考
- 埋め立てによりなくなっています。
日本案内記原文
大分驛の西北約二粁、大分港の東に接し、電車の便がある。もと神宮寺浦と稱し、天文年閒大友宗麟がポルトガル人と貿易を行つた地で、白砂靑松相連り、別府灣を一眸に收める勝地である。松林中に「神宮寺浦南蠻貿易場阯」と刻せる記念碑がある。