延命寺山
延命寺山
昭和初期のガイド文
小倉駅の東2.5km、電車および自動車の便があります。赤坂海岸にある小丘で、後ろは足立の碧山を背負い、前は海を隔てて彦島に相対し、白帆青波に映じて、朝夕の眺めがよいところです。現在切り開かれ延命寺遊園となっています。延命寺の境内には剣聖宮本武蔵碑および長州奇兵隊戦死者墓があります。武蔵の碑文は武蔵没後9年承応3年(1654年)熊本泰勝寺の住職春山和尚の撰です。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 延命寺山
- かな
- えんめいじやま
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 福岡県北九州市小倉北区上富野4-2-18
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
驛の東二粁半、電車及自動車の便がある。赤坂海岸にある小丘で、後は足立の碧山を負ひ、前は海を隔てゝ彥島に相對し、白帆靑波に映じて、朝夕の眺がよい。今拓いて延命寺遊園となつて居る。延命寺の境內には劍聖宮本武藏碑及長州奇兵隊戰死者墓がある。武藏の碑文は武藏歿後九年承應三年熊本泰勝寺の住職春山和尙の撰である。