玉川上水水番所跡
玉川上水碑
※現代の景観です。
昭和初期のガイド文
市内電車大木戸下車、東京市水道大木戸出張所構内にあり、高さ4mあまり、玉川水道開削の由来が記されています。明治18年(1885年)の建碑となり肝付兼行の撰文があります。旧幕府時代ここに水番所があり、高札が建てられていた跡です。四谷大木戸はこの付近にあり、旧幕時代に駄馬の切手を検したところですが、遺跡として見られるものはありません。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 玉川上水水番所跡
- かな
- たまがわじょうすいみずばんしょあと
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 東京都新宿区四谷4
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
市內電車大木戶下車、東京市水道大木戶出張所構內にあり、高さ四米餘、玉川水道開鑿の由來が誌されてある。明治十八年の建碑に係り肝付兼行の撰文である。舊幕府時代こゝに水番所があり、高札が建てられて居た址である。四谷大木戶はこの附近にあり、舊幕時代に駄馬の切手を檢した處であるが、遺址の見るべきものがない。